外壁塗装の手順

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初めて外壁塗装を依頼する方にとって、見積書を貰ってもよく分からずどの業者にしようか決められないということもあるでしょう。
外壁塗装の手順をある程度把握しておけば、流れが分かるので見積もりの検討に役立ちます。
ここでは外壁塗装の手順について、一般的な流れを簡単にご説明いたしましょう。

開始～塗装前

まず施工に入ったら、安全確保の為の足場を組み立て、洗浄水や塗料の飛散防止ネットを張ります。
この架設作業に大体1～2日かかります。
そして塗装する外壁・屋根についた埃や汚れ、苔やカビを高圧の水流によって洗い落とします。
この高圧洗浄は下処理の大切な作業の一つで、これが不十分であると塗装後に塗料が剥がれる等塗膜欠陥を引き起こすことがあります。
その後、塗料が家の周辺、植木、盆栽などに飛び散らないよう、ビニールシートや布シートでカバーをして養生をしていきます。
塗装箇所にはひび割れのあるシーリング材や剥がれかかっている塗料を除去して交換する下地処理を行います。

塗装開始

塗る回数は大体下塗り・中塗り・上塗りの3回です。
ただし、作業状況、劣化具合、下地の種類によって回数は少なくなったり多くなったりします。
下塗りは塗料を外壁にしっかり定着させる為の大事な工程で、シーラーと呼ばれる接着作用のある塗料で塗っていきます。
その後刷毛やローラーを使って、仕上がりの塗料を塗っていきます。

後片付け、点検

塗装が終わったら、養生を外し、仕様書と照らし合わせながら問題ないかどうか全体をチェックしていきます。
もし修正すべき点があれば修正します。
依頼者が満足のいかない仕上がりであれば、業者と話し合い修正してもらいましょう。
最終チェックが終了したら足場を解体・撤去し、周辺を清掃したり、工事前に移動した植木鉢などがあれば元に戻して終了です。

上記が一連の手順になり、工事日数は一般的な30坪の戸建で大体10～14日になります。
もし全ての工程を1週間ほど完了できると言う業者がいるのならば、塗装を念入りにしてもらえない可能性がありますので注意が必要です。